Hokkaido Centennial Memorial Tower Fun
 

令和3年第1回定例会(予算特別委員会第2分科会) 令和3年3月18日

自由民主党 花崎 勝 議員

 

解体についての拙速な判断は避け
あらゆる可能性を検討せよ

 
【花崎勝委員】次に、北海道百年記念塔についてですが、百年記念塔は、先人に対する感謝と躍進する北海道のシンボルとして道民の皆さんから長年親しまれてきましたが、建設から50年以上が経過し、老朽化が進んだことから、今後、塔を解体して、モニュメントを中心とした広場を整備することとし、デザインなどの検討経費が新年度予算案に計上されています。
 
また、昨年の第1回定例会予算特別委員会では、100年記念塔を守る会や百年記念塔の未来を考える会から保存を求める署名や質問状が出されていることから、解体についての拙速な判断は避け、あらゆる可能性を検討し、丁寧に対応するよう、我が会派の同僚議員から指摘したところであります。
 
道は、これらの対応も含め、今後どのように取り組んでいくのか、スケジュールと併せてお伺いいたします。
 
【所文化振興課長】北海道百年記念塔についてでございますが、道では、野幌森林公園エリアの一体的な活性化を図るため、道民の皆様からの御意見や道議会での御議論をいただきながら、平成30年12月に交流空間構想を策定し、記念塔については、老朽化が進み、利用者の安全確保や将来世代への負担軽減の関係から解体もやむを得ないと判断いたしましたが、これまで、記念塔の存続を求める一部の団体の方々から署名、質問状の提出があるところでございます。
 
このため、道といたしましては、構想で示した考え方を御理解いただけるよう、質問状への回答などについては丁寧に対応するとともに、昨年6月には、報道機関やこうした団体の方々に記念塔の現状を御覧いただいたほか、地元町内会や記念塔を校歌、校章に用いている学校に直接伺い、改めて、記念塔の解体もやむを得ないという方針も含め、構想と今後の野幌森林公園エリアの活用の方向性について説明を行ったところでございます。
 
道といたしましては、現在、記念塔の解体に係る実施設計を進めており、完了後、令和4年度中に解体工事に着手するとともに、解体後に整備する予定のモニュメントを中心とした広場につきましては、来年度以降、解体材の有効活用やデザイン案の公募などを行うこととしており、この広場を訪れる方々が自由に散策できる開放された交流空間となるよう整備してまいる考えでございます。
 
【花崎勝委員】スケジュールも含めて、今後の取組を伺いましたが、地元の厚別、江別、北広島など、記念塔近郊に住んでいる方々にとっては、毎日、朝夕、塔を眺め、それが生活の一部になっているわけで、この北海道百年記念塔は特別な存在であります。100年記念塔を守る会や百年記念塔の未来を考える会の皆さんの気持ちは痛いほど感じております。記念塔が役目を終えて、自然に朽ち果てる日まで間近で見ていたいというのが偽らざる気持ちではないでしょうか。
 
道として、百年記念塔のあらゆる可能性を検討し、多くの方々から寄せられている思いに寄り添って丁寧に対応していただくよう、私からも強くお願いしておきます。
 


【引用出典】
北海道議会議事録
 

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