Hokkaido Centennial Memorial Tower Fun

北海道百年記念塔の「解体」を実質的に決めたのは、「ほっかいどう歴史・文化・自然『体感』交流空間構想検討会議」という道庁の職員による会議です。しかし、この会議、見れば見るほど疑問が増えるばかり。平成30年5月から8月22日まで3回の会議が行われましたが、公開されている「議事概要」は事実上の〝白紙〟です。全体を見ても、北海道百年記念塔という有形文化財を解体するか、保存するか、という検討のはずなのに、無関係な和人のアイヌ研究者が呼ばれ、建築史や文化財の専門家が呼ばれていないなど、疑問が残ることばかりです。
 

①北海百年記念塔は、建設の背景、設計の経緯、造形の美しさ、用いられた技術など、歴史的にも、造形的にも、建築史的にも、極めて高い価値を有した有形文化財です。

 

②北海百年記念塔は、60年代当時の最先端技術であったコルテン鋼を使った大規模モニュメントとしては現存する世界唯一のものである可能性があります。(調査が待たれます)

 

③ところが、「ほっかいどう歴史・文化・自然『体感』交流空間構想検討会議」は、記念塔、開拓の村、北海道博物館を包括した野幌森林公園の百年記念施設の利活用をどうするかという視点で検討を行い、記念塔単体を有形文化財として評価することはしませんでした。

 

④検討会議は5人の有識者を招聘しましたが、建築史や文化財の専門家がいなかったことはその現れです。

 

⑤そうしたなかで今後の維持費が「将来世代の負担」であるとして「解体」を決めました。文化財としての評価が欠落したならば、単なる老朽化した構造物となり、こうした結論となるのは必然です。

 

⑥きちんと手続きを踏んだ結論であっても、有形文化財としての評価という重要な項目がまったく検討されないで結論が出されたとしたら、それを受け取るわけにはいきません。

 
いったいどのような議論を行って「解体」という結論を出したのでしょうか? 
 
そこで、下記のような書類を北海道の情報公開システムに則って知事に提出しました。回答があり次第、お知らせします。

 
 

 

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