【疑問③】大規模修繕の経費内訳が見当たらないのだが?

 

平成29年調査は、今後50年間の修繕工事を20年に2度の大規模修繕と、毎年行う経常修繕の2つに分けて経費を提示しています。報告書の別冊資料編に「経費内訳書」が付いているのですが、開いて驚きました。道の公共事業でこんなことがあるのでしょうか?

 
 

■資料編に経費内訳

大規模修繕の経費、外部4億2000万円、内部2億5000万円はどのように算出されたのでしょうか?
 

①平成29年調査報告書28/29pより

 
開示資料には報告書の資料編があり、そこに経費内訳が掲載されています。「原状維持管理計画実施経費内訳」を開いてみましょう(②)
 

②平成29年調査報告書別冊69p

 
 
 
項目には
 

「1.早急に措置すべき事項」
「2.経常的に措置すべき事項(5年サイクル)」
「3.経常的に措置すべき事項(10年サイクル)」

 
しかありません。「大規模修繕」の記載が無いのです(③)。内訳も示さずに2億、4億という数字が本体に登場します。これは一体どういうことでしょうか? 
 

③平成29年調査報告書別冊70p

 
 

■30年前の工事項目を流用した!?

本体の30pにそれらしい記述を見つけました(④)。なんと内部修繕については平成4年の大規模修繕の項目に、現代の単価を当てはめただけのようです。
 

④平成29年調査報告書30p

 
同様に外部修繕は平成11年を当てはめたもののようです(⑤)。
 

⑤平成29年調査報告書28p

 
内訳がないので詳細は分かりませんが、30年も昔の修繕項目をどうして今後50年の修繕に当てはめることができるのでしょうか? その根拠もまったく記されていません。
 
たとえ、そうしたものだとしても大規模修繕の経費内訳を省く理由は見当が付きません。単なる資料作成時のうっかりミスだとしても、道の担当者はすぐに指摘するはずです。
 

経費内訳もない、30年前の項目を50年後にも流用する──このような調査報告書を道はどうして再提出も求めずに受け取ったのでしょうか。一番の謎は、そうした道の姿勢です。
 

(つづく) 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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